経済・政治・国際

2012年11月 7日 (水)

山梨県議の証人尋問=観光旅行同然の「視察」ますます鮮明に

2012年11月6日(火)13:30分 開廷

12時半に裁判所に着くと、もう傍聴の方が列に並んでいらっしゃり、その後続々と増えて傍聴席が不足という事態になりました。

今回は初めて法廷にカメラが入り、改定前の撮影が行われました。私は7人の原告の一人として原告席に少し緊張気味に座りました。弁護団はベテランから若手の新進気鋭の弁護士さんまで総勢5名です。これまで3分もかからないうちに閉廷するといった口頭弁論が10回も続きましたが、今回は3人の証人尋問が原告側から30分、被告側から15分、計2時間15分の長さが予定されています。

アメリカ「視察」証人尋問

最初はアメリカ=ニューヨーク、ワシントンを「視察」した山下政樹県議が証人台に立ちました。裁判長に促されて宣誓書を読み上げました。裁判長が、「それではこれから始めます、証人がうその証言をした場合は偽証罪に問われます。事実のみを述べてください。」と言い、法廷に緊張感が走ります。

長倉智弘弁護士が、「メトロポリタン美術館に行っていますがそのコレクションを見て、山梨県の美術館の運営にどう生かしましたか?」と切り出しました、山下議員の声は非常に小さくてよく聞き取れません。長倉弁護士が「きっかけになるということですか? 訪問後すでに3年たっていますが・・・」と言ったので、「今後の方向性を出すきっかけにします。」と答えたのかな?と思いました。

生産の少ないニューヨークワイン・ワイナリー訪問の意味、ブドウ畑をどのよう視察したのか、ニューヨークからワシントンDCへの移動を、7倍も時間のかかるアトランティックシティ経由にしたのはなぜか、ホワイトハウスで誰かに会ったのか、山梨県政との関連は?など弁護士から次々尋問がありましたが、山下議員の声は相変わらず小さくてよく聞き取れません。何度も裁判長から「もう少し大きな声で。」と注意が出たほどでしたが、それでもなお小さい。どうして堂々と応じないのだろうと心底から思いました。

唯一、声がおおきくなってやり取りが理解できたのは、長倉弁護士が「研修申し込み書の視察先にワシントンDCについて記載のないのはなぜか」と聞かれたとき、「議会事務局から指摘されれば記載した。」と気色ばんで反論したときでした。これには傍聴席から失笑が漏れました。

エジプト・トルコ「視察」証人尋問

次はエジプト、トルコ旅行をした堀内富久議員が証言台へ。若手の長田清明弁護士の切れ味よい尋問が進みました。ピラミッド、カッパドキア、グランバザールすべて富士山文化遺産登録に際してみておきたかったと「世界遺産視察」の連発でした。報告書に書かれている内容に対しても、「記憶にない、よくわからない。」とのくりかえし。最後に加藤啓二弁護士が「一般観光客が行う旅行と、県議が行う旅行とで外見上同じ旅行でも、立場が違えば異なるのか。」と質問したのに対し、堀内議員は、「県会議員として行うのであり、目的が違う。」と応じました。それにしては旅行内容の忘れようはひどいじゃないですか!!

韓国・屋久島「視察」証人尋問

最後は堀内議員らとエジプト・トルコの旅行にも同行し、韓国・屋久島に政務調査費で行っている望月勝議員です。若手の山際誠弁護士が尋問に当たりました。

韓国視察目的について、「日韓人的交流、日本人から見た韓国の情勢および対日感情、観光交流等について、在韓在住日本人グループとの意見交換を行う」とあるが、相手は何人で、どのくらい時間をかけたのか」と聞くと、相手は一人であり、1時間程度だったと。2日目、3日目は、板門店、宋廟、青瓦台などに行っているが、説明は誰から受けたのかとの尋問には、現地ガイドからとのことでした。そして、その内容はよく覚えていないとのこと。

外見上一般観光客が行う旅行と同じものを議員が税金を使っておこなった旅行とはどう違うのかのか。との質問に望月議員は、「地域振興にどう生かすかと常に考えているので、一般市民とは視点が違う。」と答えました。

 

尋問を通してわかったこと

これら3人の証人への尋問を通して、ますます観光旅行同然の「視察」であったことが浮きぼりになりました。一般市民とは視点が違うという割には、「視察」内容の記憶の乏しいこと、その後県政にどう活かしたのかという自覚もないこともわかりました。

裁判に勝ちたい!! 議会を変えたい!!

今後 今日の証人尋問の内容を広く伝えていきます。

この種の裁判では、全国的には敗訴が続いているとのことです。裁判長には、過去の判例にとらわれることなく、公明正大な判決をしていただくよう強く望みます。

議会においては、こんな自己矛盾の多い「海外研修制度」の廃止を自ら行う決断をしていただきたい。

2012年11月 5日 (月)

いよいよ明日、証人尋問!!

 窓際の陽射しが暖かく、ノートパソコンをひざの上にのせ、窓に寄りかかって書いています。晩秋の庭につわぶきが彩りを添えています。写真を載せたいのだけれど、技術がまだ身についていません。

 いよいよ明日は、観光旅行同然の「研修」費用返還を求める住民訴訟の第11回口頭弁論が開廷され、現職県議3人に対して証人尋問が行われます。今日はその3人から提出された陳述書を添付します。

述書(山下政樹県議)  

陳述書(望月勝県議、堀内富久県議)

 県議としての見識を深めたとおっしゃっています。たしかに書物やインターネットでは知り得ないことを現地に足を運んで体感することはできるでしょう。見識を深めていただくことはおおいに結構です。しかし、この程度の旅行内容を、歳費とは別の公費を使うことに、県議のみなさんは恥ずかしいとお思いにならないのでしょうか?

 この間、何回か原告弁護士の先生方との話し合いを持ちました。しっかり尋問していただけると確信しています。

 今朝近所の方から、あす傍聴に行きたいとのお電話がありました。ありがたいことです。

2012年11月 4日 (日)

海外研修旅行・山梨県議の証人尋問の傍聴を!!

「公子の銀河鉄道」ブログをやっとアップすることができましたヽ(´▽`)/ 

 昨日「甲信越平和委員会交流集会」に参加しました。都合で講演しか聞けませんでしたが、講師の佐藤光雄氏の講演は力強く胸に落ち、「胃袋から安保を考える。」という発想に改めてそうだよなーと思いました。帰宅後、井上ひさしさんの遺言とも思って部屋に掲げている 「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく」 を手元に引き寄せたことでした。会場で販売していた資料集「日米同盟読み解く」を買いました。

 裁判の関連文書はまだまだたくさんあります。今日は、被告側準備書面(1)(2)、原告側準備書面(1)(2)のファイルを一挙添付します。原告側弁護団の準備書面は、核心を突いて大変よくできています。大勢の方に読んでいただきたいと思います。

被告側準備書面(1) 被告側準備書面(2) 原告側準備署名(1) 原告側準備書面(2)

証人尋問 11月6日(火) 13時30分~16時  ご参加ください!!

2012年11月 3日 (土)

海外研修旅行・山梨県議の証人尋問

 山梨の県会議員11名が、観光旅行同然の「視察」旅行を行ったとして、山梨県知事に対し総額850万円の旅費を返還するよう求めている私たち7人(原告団代表山本大志氏)の訴えに、2012年9月11日の第10回口頭弁論の際、甲府地裁(林正宏裁判長)は対象になっている県議3名を証人尋問することを決定しました。

 原告団の弁護士は、「現職の県議が証言台に立つこと自体、全国的にもきわめてまれなこと、山梨県では始めてだ。」と言っています。

 昨2011年2月に私たちがおこなった住民監査請求が県監査委員によって同4月に棄却されたので、同5月に直ちに住民訴訟を起こしました。

 この間署名活動、県民集会、議会請願、議長申し入れ、県内全域への宣伝行動、県庁への流れのある甲府駅頭での出勤時の何回ものビラまき、裁判長への申し入れなどを行ってきました。

適切な訴状、準備書面を用意してくださった弁護団の方々、毎回の口頭弁論に傍聴してくださった方々、署名を集めてくださった幅広い方たちに支えられて原告団一同今日までやってきました。

 証人尋問は11月6日午後1時30分からです。証人尋問は皆さんの総意を結集して行っていきたいと思います。

幅広い方たちにアクセスしていただきたいと思い、不慣れなブログを個人的にアップすることにしました。訴状や被告、原告の準備書面など膨大な資料ですが、今後短期間に提示していきます。どうぞ積極的なご意見をお寄せください。

今回は訴状と、対照にした4件の旅程をお知らせします。